◆物語内会話5◆赤札を張られる主人公

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教室へ戻ると、途端に冷ややかな視線が遅いかかってくる。
私は誰とも目を合わさないようにして、自分の席についた。

 

男子生徒B「篠宮さ~ん、お話しよ?学園じゅうの注目集めてる人とお話したいんだよね~」
「・・・」

 

男子生徒B「あっれ?何これ!」
男子生徒が私の鞄からウサギのキーホルダーを取り上げた。

 

「やめて、触んないで」
男子生徒B「庶民ってこういう用地な趣味してんだ?へえ~」

 

「もう、返してってば!」
クラスの生徒たちは皆、からかわれる私を見てほくそ笑んでいる。

 

悔しさで胸がいっぱいになったその時だった。
牧野つくし「返せっつってんだろーがぁ!」

 

物凄い勢いで駆けてきた牧野さんが、男子生徒をボコボコに殴り始める。
(牧野さん・・・!)

 

男子生徒B「ま、待てって・・・うっ・・・痛っ」
完全に劣勢の男子生徒からキーホルダーを奪い返し、牧野さんはそれを私に差し出す。

 

牧野つくし「可愛いのね、これ」
「ありが・・・」

 

お礼を言おうとしたものの、牧野さんは周囲の目を気にするようにして、すぐにその場を立ち去ってしまった。
翌日。

 

相変わらずクラスの生徒から距離を置かれるなか、校庭で道明寺さん率いる複数の男子生徒が牧野さんをいじめているのを目撃する。
牧野つくし「負けるものか・・・!」

 

道明寺司「男が数人がかりで何手こずってんだよ」
男子生徒A「いや、でもあの女、手ごわいんすよ」

 

牧野つくし「うりゃーぁ!」
牧野さんが勇敢に立ち向かっていく姿かた思わず目を逸らし、私はキーホルダーを握りしめる。

 

鬼里谷「くれぐれも、問題など起こしてお父上の名を汚さなぬように」
(この学園でただ1人、優しい言葉をかけてくれた人なのに・・・)

 

(・・・助けることも出来ないなんて)
私は見ていられず、その場から駆けだした。

 

逃げ込んだのは非常階段。
そこには今日も、花沢さんがいた。

 

「あの・・・実は今・・・」
いじめられる牧野さんを前に何もできなかったと伝えるも、花沢さんが表情を変えない。

 

「私、牧野さんを助けたいのに・・・でも、どうすればいいか分からないんです」
花沢類「・・・」

 

花沢類「俺の知ったことじゃない」
冷たくそう言われ、私はがっくりと肩を落とした。

 

「そうですよね。すみません・・・」
踵を返し、歩き始めたその時。

 

花沢類「でも」
「え・・・?」

 

花沢さんがポツリと零した言葉に、私は引かれるように足を止める。
花沢類「でもあんたの母親なら、後悔しない生き方を選ぶんじゃない?」

 

「・・・!」
花沢さんの言葉に、私はハッと振り返る。

 

(そうだ・・・そうだよね)
(私このまま・・・後悔したまま学園生活送るのは嫌だ・・・!)

 

「ありがとうございます!」
花沢さんに大きくお辞儀をすると、私は階段を駆け降りた。

 

花沢類「・・・、・・・ふっ」
再び校庭に戻ってきた私の手には、掃除用ロッカーにあったモップが握られている。

 

(牧野さんは・・・?あっ)
校庭では、男子生徒が牧野さんにサッカーボールを蹴りつけていた。

 

(こんなの絶対許せない!)
私は全速力で走っていき、男子生徒に片っ端からモップを振り下ろしていく。

 

男子生徒A「わっ、なんだこいつ!」
「面!」

 

男子生徒A「うっ・・・!」
「銅!」

 

男子生徒B「ぎゃっ!」
次々に倒れる男子生徒たち。

 

(剣道の竹刀よりもモップのほうが攻撃力あるかも・・・!)
逃げ惑う男子生徒を次々に倒していく。

 

(これで最後の1人・・・!)
最後に残った男子生徒に私は思い切りモップを振り下ろす。

 

「面!」
道明寺司「・・・!」

 

(え・・・!このフワフワした感触は・・・)
最後の一振りは、見事に道明寺さんの頭を直撃した・・・。

 

こうして、私の下駄箱に赤札が貼られることになったというわけだ。
(さすがに驚いたけど・・・覚悟に上だもんね)

 

「ね、これからは『つくしちゃん』って呼んでもいいかな?」
牧野さんは一瞬驚いた様子を見せるも、すぐにニコッと微笑む。

 

牧野つくし「私も名前で呼んでもいい?」
こうして、つくしちゃんと私は共同戦線を結んだのだった。

 

そんな私たちにゆっくりと近づいてくるf4のメンバーたち。
西門総二郎「牧野に続いて女の子の赤札はキミで2人目。なんだか楽しいことになりそうだね?」

 

楽しげに私を見つめる西門さん。
美作あきら「女に赤札とか、美しくなくて俺の主義に反するんだけど・・・仕方ないか」

 

美作さんは気だるげに髪をかき上げている。
花沢類「・・・」

 

無関心そうな花沢さん。
でもそのビー玉のような瞳から目が離せないでいると・・・。

 

道明寺司「お前ら、覚悟は出来てんだろうな?」
f4のリーダー、道明寺さんは不敵な笑みを浮かべて私たちを見おろす。

 

私は4人を見つめ返した。
(これからとんでもないことになりそうだけど・・・)

 

(・・・後悔はない)
でも、この時の私は想像もしていなかった。

 

f4を敵に回すという恐ろしさ。
そして・・・。

 

あの彼と、本気の恋をすることになることを・・・。

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2017-8-8

今までありがとうございました

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